活動紹介一覧Activities Introduction List
前期終業式(88日間の前期が終了)
10月2日(金)、前期終業式を行いました。4月当初の新型コロナウイルス感染拡大防止にともなう臨時休校により、教育計画に大きな変更があったり新しい生活様式の中でいつもと違う学校生活になったりしましたが、子供たちは重点目標「夢中になって取り組む子」を目指して、勉強に運動にと充実した日々を送ることができました。これも、御家族の皆様をはじめ地域の方々のあたたかな声掛けや御支援のおかげと感謝しております。本当にありがとうございました。
小魚やエビがいっぱいの坂口谷川
4年生が、常葉大学の関川先生や里やまの会の皆さんの指導のもと、坂部:坂口谷川の環境学習会を行いました。
初めに、坂口谷川を含めたいくつかの川の水を実際に見たり、薬品を使ったりして汚れを調べました。この検査では、坂口谷川の水は「ややきれいな水」という結果になりました。
次は、実際に川の生き物を調べることで、水質を調べました。最初はおっかなびっくりの子供たちも、腰まで水につかり、タモや手足をうまく使って次々に生き物を捕まえていました。「つかまえたよ。」と大声で叫ぶ子供たちからは、「坂口谷川にはギンブナやシマヨシノボリなど、たくさんの種類の魚がいました。」「よく見るとヤマトシジミやヨコエビなど、小さな生き物もいたのでびっくりしました。」などの感想が聞かれました。こうして捕った生き物からも「坂口谷川はややきれいな川」という結果になりました。
「夢中」になって生き物捕りに取り組んだ子供たちは、改めてふるさと坂部の坂口谷川を「大切にしたい」と思ったようでした。
生ゴミで電気が作られるなんて「すごい!」
9月10日(木)、4年生が「総合的な学習の時間(わくわくタイム)」で、バイオガス発電について学びました。これは、牧之原市内にある(株)ゲネシス(代表取締役社長:大橋様)の行っている事業で、生ゴミ等の産業廃棄物を原料に電気を作るというものです。メタン発酵処理という処理の方法では、東海地区では最大の処理能力の施設だそうです。
子供たちは、今、社会問題となっている「食品ロス」をなくせること、さらに天候等に左右されず常に電気を作ることができることなどの説明を、目を見開きながら「夢中」になって聞いていました。質問タイムでは、次から次へと質問が飛び出し、子供たちの興味・関心の高さを感じました。
子供たちからは、「バイオガス発電について初めて知りました。食品ロスの問題も解決でき、更に電気も作られるなんてすごいと思います。この考えを世界に広めてください。」「発電所が私たちの体の仕組みと似ていることを知り、びっくりしました。」などの感想が出されました。
「捨てればゴミ、使えば資源」まさに、産業廃棄物が、こうして電気や肥料等に変わり、私たちの生活を豊かにするとともに、地球を守ることにつながることの素晴らしさを実感できた授業でした。ありがとうございました。
稲刈りで、機械のパワーと先人の苦労を実感
9月9日(水)、5年生が、里やまの会や地域ボランティアの皆さんに御指導いただき、稲刈りを行いました。最初は、鎌を使って稲刈り体験です。子供たちは、ザクッ、ザクッとこきみよく、稲を鎌で刈ることができました。次は、コンバインに乗って一気に稲を刈りました。あっという間の稲刈り終了に、改めて機械のすごさを実感していました。
そして次は、脱穀作業です。今はコンバインがその行程までやってくれますが、昔はそれも手作業。里やまの会の方から、千歯こきや足踏み脱穀機のお話をうかがい、いよいよ脱穀作業を体験です。歯のついた車を足で回し、あらかじめ天日干ししてあった稲を歯にあてていきます。「おらっち頃は、みんなこうやって作業をしただよ。」という里やまの会の方の言葉に、改めて先人の苦労を感じたようです。中には、車の回転に負けて、稲を全部持っていかれ、足踏み脱穀機のすごさに驚いている子もいました。
今日収穫したお米は、精米後、5年生みんなで地域の食材を使った料理に加えたり、これまでお世話になった里やまの会や地域ボランティアの方々、そして読み聞かせボランティアなど、様々な方々に召し上がっていただいたりする予定です。この体験や感動からお米作りに興味を持ち、坂部の農業、日本の米作を支えてくれる人が出てくるかもしれません。
最後になりましたが、これまでのお米作りで、里やまの会の皆さんをはじめ多くの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。
子供の健やかな成長のために「家庭教育学級開校」
9月4日(金)、坂部小学校家庭教育学級が開校しました。これは、「家庭教育の現代的課題等を学ぶ場」「仲間をつくる場」として、1年生の保護者を対象に行っているものです。
今回は、開校式に続いて本校養護教諭による「新型コロナウイルス感染拡大防止にむけて」の講話を聞きました。講話では、学校における防止対策の一例として、1年生の給食の様子を動画で紹介し、配膳時や食事中の様子など、飛沫感染を防ぐための対応策を視聴しました。講話の最後には、「新しい生活様式の中で生きる子供たちは様々な制限の中で生活をしているため、たくさんのストレスを抱えています。だからこそ、お子さんをギュッと抱きしめ『ハグ』してあげてください!」と、締めくくりました。学級生は、講師のお話をうなずいたりメモをとったりしながら、熱心に聞いていました。
今後、この家庭教育学級が、家庭教育の充実、そして子供たちの健やかな成長につながることを願っています。